トーマス・ベルンハルト[著]、今井敦[訳]
20世紀後半のドイツ語圏文学を代表する作家トーマス・ベルンハルト、その全作品をとく鍵と言われる自伝五部作第三作。
前作『地下』で、仕事と音楽というふたつの展望を手に入れたかに見えた主人公。しかし時をおかず病が彼に襲いかかる。さらに最良の理解者だった祖父が他界、そして母にも病の影が……自身と、そして家族のもとに現れた「死」を前にして、ベルンハルトは何を見出したのか。
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